契約の箱 イメージ
旧約聖書最大の謎 失われたアーク
2700年前に聖書の記述から
忽然と消えた契約の箱と古代ユダヤの10支族
BC1311年(以下年代は推定) 預言者モーゼはエジプトで奴隷とされていたユダヤ人を
開放し、エジプトを脱出した。約束の地を目指して彷徨うユダヤ人を
神は数々の奇跡を起こし救ってきた。
ある日、シナイ山の山頂において神からモーゼは神と人間との契約の記として
十戒の石版を賜った。そして、この石版を納める箱を作るように命じられた。
箱の材質 大きさ 形など細かく神から指示を受けたモーゼはユダヤ人の職人に製作させた。
アカシア材で作られた箱のサイズは縦2.5アンマ 横1.5アンマ 高さ1.5アンマ 1m×60cm×60cm
箱の内と外を純金で覆い周囲には金の飾り縁がまぶしく輝いていた。箱の四隅には金の環がついており、
そこにアカシア材で作られた棒を金で 覆った。この棒を環に通し人が担げるようにした。
箱の上部には一対となったケルビム(天使像)が二体、鳥のような羽を広げて向かい合っている。これを箱の蓋とした。この蓋が神の御座とされ、神がモーゼにこの箱から命令を下した。
箱は直接触れてはならないとして神官のみが担ぐことが出来た。また直接箱を見てはいけないとされ移動時には布を被せ隠された。
モーゼと十戒の石版 イメージ
数々の奇跡を起こし契約の箱は
ユダヤ人を守り続けた。
契約の箱は約束の地へと彷徨う民の先頭を行き命令を与えた。数々の戦を連勝へと導きユダヤ人の希望となった。
軍事的にも驚異的なアークのパワー。敵の城郭を一瞬にして破壊したり、ヨルダン川の流れを逆流させ民を対岸に渡らせた。
アークの奇跡はユダヤ人を恐れさせもした。移動中にバランスを崩し傾いたアークを守ろうとした民を
雷のように一瞬にして焼いたり、モーゼの兄の息子の神官二人を突然、死亡させるなどアークへの奉仕には注意が必要とされた。
BC1030年頃には民が神に背いたため敵国に敗戦。アークは敵国に奪われた。
アークを戦利品として持ち帰った敵国の町は、皮膚病などの病気が突然発生しパニックに陥った。神殿にあった巨大な神の偶像も一瞬で破壊されるなど、戦利品によって自国が危機に見舞われたことで敵国の指導者達はユダヤ人にアークを返却するという事件も起こった。
軍事的に多くの奇跡を起こし、勝利に導くアーク。扱いを間違うと一瞬にして人々の命を奪うアーク。
そしてBC701年頃 アッシリアとの戦いで滅亡寸前の危機を迎えた古代ユダヤ大国。当時国はすでに南北に分裂していた。
この頃から旧約聖書のアークに関する記述が消える。この後に、バビロニアに破れた国民達は敵国の捕虜となり10支族が消息不明となる。
これにより契約の箱は「失われたアーク」と古代ユダヤ王国の民は「失われた10支族」と呼ばれ今日まで行方が判明していない。
日本の御輿
「失われたアーク」と
「日本の御輿」の共通点
1.材質が木製であること。
2.木の箱を金で覆い装飾を施していること。
3.金のケルビム(天使像)が二体羽を広げているアーク。御輿には、鳳凰が取り付けられています。一説には鳳が雄、凰が雌と言われており鳳凰一体で二体を表現していると考えられています。
4.箱の下部には棒が取り付けられており人が担ぎ上げるようになっています。保管時にはどちらも棒を抜いてはならないとされています。
5.大きさも約1m×60cm×60cmほどで似ています。
6.ともに神が降臨しているとされ人々が畏怖の念を抱いています。
このような共通点から古代ユダヤの文化の影響が日本の固有文化の中に色濃く反映されているという内外の研究者も多い。
「日ユ同祖論」として旧約聖書の記述と日本の古来からの風習を比較し数々の書籍が発表されている。
「契約の箱」解説
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契約の箱 解説ムービーです。